地震の規模

地震の規模表現−震度とマグニチュード表記について

地震の規模の表記について


このページは、地震の規模−震度とマグニチュードの表現・表記についてまとめてあります。



TOPページ

地震時の心得10か条

地震の前兆現象

大地震の被害者からの教訓

地震後の暮らしの保障

震度とマグニチュードの違い

地震の規模

首都直下型はM7〜8

地震に弱い場所−1軟弱地盤

地震に弱い場所−2活断層上

東京直下地震の時の被災者は

地震で住宅が壊れた場合のローンや生活支援法

地震保険,損害保険,税金還付

日本の安全神話は崩壊か?

直下型地震の被害想定と報道


▼地震にあう場所の対処法

自宅にいた場合

屋外にいる

映画館・商業ビルにいる

地下街にいる

電車に乗っている

高速道路で運転している

エレベータに乗っている





2007年11月1日発表、国の中央防災会議が被害想定を出している国内の地震で、最もマグニチュードが大きくなるのは、東海・東南海・南海地震が連動した場合のM8.7。震度7の激震と5mを越える大津波で2万8千人が死亡するとされている。


地震の震度(気象庁震度階級)

震度0 (無感) 地震があったのは気づかないが地震計には記録される。
震度1 (微震) 静かにしている時や地震に敏感な人が分かる程度。
震度2 (軽震) 大体の人が地震を感じて、戸や電灯がすこしゆれる。
震度3 (弱震) 家が揺れて、地震があったのがはっきり分かる。
震度4 (中震) 家がかなり揺れて、物が倒れる事もある。歩いていても感じる事ができる。
震度5弱(強震) 窓ガラスが地震の衝撃で割れたり、人によっては動けなくなったりする。
震度5強(強震) ブロック塀が崩れたりする危険もある、車の運転ができなくなるくらい揺れる。
震度6弱(烈震) 家具が動いたり・倒れたりする、ほとんどの人が立っている事ができなくなる。
震度6強(烈震) 四つんばいでないと動けなくなる。場所によっては山崩れ、地割れが起きたりもする。
震度7 (激震) 家の全壊、半壊が3割以上になり、すさまじい被害が生じる。


マグニチュードの区分

M1未満 (極微小地震)
M1〜3 (微小地震)
M3〜5 (小地震)
M5〜7 (中地震)
M7以上 (大地震)
M8以上 (巨大地震)
M9以上 (超巨大地震)

マグニチュードが1増えるとエネルギーは約30倍になります。
 
M6を1とすると、M7は約30倍。

M8になると、約1000倍にもなります。

北海道東方沖地震(1994年10月4日)はM8.2でした。

兵庫県南部地震はM7.2です。エネルギーとしては、30倍もの開きがあります。

これを見ても地震の大きさと被害の大きさは比例はしません。

震源地の地盤構造と建物構造だということがわかります。

北海道や東北は地震が頻繁に発生していますが、雪対策の為に軽量のトタン屋根が多いので、被害は比較的軽くすんでいます。

一方、兵庫県の場合は、かわら屋根の一般住宅と建物上部の重量に耐えられなかったコンクリート建物が多かったので、被害を大きくしました。



気象庁では、全国129の観測所でM3以上の地震について観測しています。

微小地震は発表されていません。

日本での頻度の目安は以下の通り。

 ・M8.9以上の地震は、日本で記録されたことはありません。

 ・M8.0〜8.7は、10年に1回程度。

 ・M7.0〜7.9は、年に1〜2回程度

 ・M6.0〜6.0は、年に10数回程度

規模の小さなものは、1小さくなる毎に10倍になると考えればいいと思います。


観測では、以上のような統計が出ていますが。

M5程度の地震は世界のどこかでほとんど毎日発生しており、M3〜4程度の地震は、日本でもほとんど毎日発生しています。


参考までに、

 アメリカ地質調査所は以下のような目安を作っています。

 ・M8〜     GREAT(巨大)

 ・M7〜7.9  MAJONR(大きい)

 ・M6〜6.9  STRONG(強い)

 ・M5〜5.9  MODERATE(並)

 ・M4〜4.9  LIGHT(軽い)

 ・M3〜3.9  MINOR(小さい)

 ・M0〜2.9  MICRO(微小)

多少数字と言い回しの違いはありますが、日本とマグニチュード表示とほぼ適合しています。


TOPページ    ページトップ
Copyright (C) 地震災害 All Rights Reserved